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Bind Arch Devil 5体のArch Devilのうち1体を指揮官として召喚します Bind Arch Devil ジェム 疲労 内部ID 732 99 使用 水中判定 効果 効果量 儀式 Summon Uniques 主属性 主Lv 効果発生数 射程距離 Blood 4 1 副属性 副Lv 効果範囲 命中補正 Fire 2 0 領域 Lv 防御判定 抵抗判定 Blood 7 専用国家 ゲーム内説明文 The Blood mage sacrifices several blood slaves to contact and bind one of the five Arch Devils to serve him. Arch Devils are the lords of the fiery regions of the Inferno. Winged and powerful, they lead the armies of the Inferno. They wield terrible weapons and can use their barbed tails to lash out at enemies, but it is their skill with Fire magic that makes them truly fearsome. Arch Devils radiate heat and are impervious to flames. Once an Arch Devil dies, it returns whence it came and can be summoned once again. 和訳 血の魔術師は5体のArch Devilのうちの1体に接触し、彼に貢献するように服従させるため、数人のBlood Slaveを生贄として捧げます。Arch Devilは、Infernoの燃え盛る領域の支配者です。彼らは翼を持ち、強力で、Infernoの軍勢を率います。彼らは恐ろしい武器を用いて、敵を殴りつけるために棘のある尾を使うこともできます。しかし、彼らを本当に強力な存在としているのは火の魔法に関する彼らの技能です。Arch Devilは熱波を放射し、炎に免疫を持ちます。一旦Arch Devilが死ぬならば、彼らは元の領域へと戻り、再び召喚できるようになります。 注記 Infernoの統治者、Arch Devilの召喚魔法。文字通りDevilのリーダー。 地獄の統治者シリーズでは二番目に多い5種類が居り、使うたびに1体ずつやってくる。どれが先に来るかはランダムなので、狙っている相手が居るなら気長に構えること。 召喚に応じるのは、 Buriol:Devilの無料召喚可能 Ethanim:Fire Brand初期装備、最高のアンデッド指揮能力 Furcas:毎ターン1個の火のGemの自動生産 Igarak:Infernal Scythe装備、Fear Magoth:火3星3、他より身体能力に劣る という5体。上で明記していない場合、魔法スキルは火4で、火炎無効かつ冷気耐性に-50%のペナルティを持つ。なお、全員ユニット名はArch Devilなので上記は固有名になっている。 Heat持ちで火炎無効のImpやDevilの指揮官としてはうってつけ。魔術師として見ると恐ろしくしぶといが、デーモンは総じて士気が高すぎるほど高いので頓死には注意したい。 Ice Devilやその配下と同時に使う場合、あちらは指揮官以外火に弱くないがDevil側は冷気に弱いので、何も考えずに同行させると誤射などでDevilがズタボロにされる。装備や魔法で補うなり配置や使用する魔法に気を遣うなりするしかない。 コメント 名前 コメント
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※最終編集日:2013年12月11日 ほぼすべての産地に他がついており、国産を含むのかわかりません。おそらく含まないのではないかと思いますが、一応留意しておいてください。 「指定なし」という言葉の意味が何をさしているのかも、あいまいです。 ※以下の情報は12月9日時点でのものです。 国産表記のもの NBスパゲティ(指定なしと記載) バター加工品 牛乳 ホイップクリーム 蒸し鶏 鶏もも肉(国産orブラジル) イカ キッズグラタンの乳加工品 キッズハンバーグの玉ねぎ(中国or国産) キッズクリームソースの牛乳は、指定なしと記載 キッズプリンの牛乳、卵加工品(国産他・指定なし) 精米(国産他・指定なし) 生鮮野菜類は店舗によって異なるため各店舗に問い合わせしてほしいとの記載。 国産表記以外のもの パスタ・ピッツァ生地 【以下は他がついている材料名】 イタリアやカナダ、アメリカ他。 乳加工品類 パルミジャーノパウダーはイタリアのみ。 【以下は他がついている材料名】 ミックスチーズ、モッツァレラ・粉チーズなどはイタリアやオーストラリア他 など。 肉類 ベーコンがデンマークのみ。サラミはカナダのみ。ベーコンビッツはアメリカのみ。生ハムはイタリアのみ。牛フィレ肉と牛バラ肉はオーストラリアのみ。 【以下は他がついている材料名】 そのほかの肉類。海外産+「他」。 魚介類 アサリ・ワタリガニは中国、ムール貝はチリ、スモークサーモントラウトもチリ。 エビはベトナム・タイ・中国。イカスミはベトナム。 アンチョビはイワシがモロッコ、オリーブオイルがスペイン。 たらはロシア、タコはモーリタニア。 【以下は他がついている材料名】 頭有エビ(ブラックタイガー)はフィリピン・ベトナム「他」。 ツナは中西部太平洋「他」なので一応注意。 お子様向け ※子供向けメニュー(グラタン。ピザ、ハンバーグ、スパゲティ、ポテト)は、「国産表記のもの」で記載した材料以外はすべて「海外の国名+他」となっています。 国産が「他」に含まれていないならクリームソース以外はいけそうですが…。 どうしても食べさせるならピザやポテトがいいかもしれないです。具材にきのこやツナが入っていないかは注意。 その他 トマトソ-スはイタリアのみ。 ミートソースのトマトはイタリアのみ。 【以下は他がついている材料名】 ミートソースの牛肉はオーストラリアやニュージーランド他。豚肉はアメリカ。カナダ・メキシコ他。 原産地情報(pdfリンク)
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前後に頭のある馬│和│獣部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-6883.htm
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私は “歪み”(いがみ)なポケモンだ 私は“カイゾウ”と罵られ蔑まれる存在だ 正確には 現存するポケモンの情報を電子化し具現化させた存在 ポケモンとは 自らの肉体を電子情報に置き換える事が可能な生物 最もそれには人間の技術が用いられるが しかし私は“情報”のみで肉体を構成されている 見た目には有機生物のポケモンと相違は無いのだが 確実に “正常” なポケモンでは無い 即ち 私は“歪み”な存在である。 そして“カイゾウ”とは歪みな存在を生み出す行為である これは人間―、否、ポケモンを使役する者達にとって最悪の禁忌とされているようだ 「―これが私の知り得る『私』という存在への知識だ。」 コガネシティの近くの草むらの中で会話している二匹のポケモン。 一匹は上半身が黄色く下半身は茶色のスリープと呼ばれるポケモン。 もう一匹は紫色の長い鬣と黄色い体に稲妻の様な黒い模様を体に持つポケモン。 「出会う人間から全てから罵られ、怨まれ、忌み嫌われてきた。『カイゾウ』『キエロ』『シネ』『クタバレ』… 色々言われて来たが、全て事実だからな。仕方が無いことだ。ならば早々に放してもらいたかったのだが 今まで会って来た人間達に毎回元の施設に押し込まれた。私の姿を他者に見られ、問い詰められるのを 嫌ったのか、他人なら押し付けてもいいと思ったんだろう。最近ようやく解放、逃がされたがな。」 「ふうん…。アンタも苦労したんだな。」 とりあえず俺はそう答えておいた。随分と酷い言われようだが、しかしこいつは丸で気にもとめていない。 全てを事実、として受け入れている…のか?それとも素で気にしていないのか。 最近この辺りに見慣れないポケモンが現れたという噂を聞いた。 またどこかの人間が妙なポケモンでも捨てたのかと思って見に来たら…そりゃもう驚いた。 なんだってこんな所に伝説のポケモンと呼ばれる『ライコウ』がいるのかと。 だけどこいつは何かが違う。本能的に俺達と“違う”という感じがする。妙に偉そうではあるが。 話を聞いて大体わかった。つまりこいつは紛い物ってことか。 「…苦労?さあ?私自身、苦と思ったことは無いな。私が異質な存在であることは事実だからな。 ちなみに特性は不思議な守り。技はボルテッカー、草結び、冷凍ビーム、電磁浮遊だ。 ほぼ全てが私の構成元となった種族、『ライコウ』では持ちえない技能だ。Lvは3だ。最初は1だったが。」 「ああ、色々とひどいなそりゃ。」 “カイゾウ”―、俺も改造ポケモンの事は知っている。特殊な機械を使って俺達ポケモンの能力をいじったり 一から作り出したりすることを言う。で、こいつの言うとおりトレーナーにとっては最悪の行為だ。 噂には聞いてはいたが実物を見るのは初めてだ。 「しかしお前も変わった奴だな。この辺りのポケモンは、ほとんどが私を恐れて近づかないのだが。」 「そりゃあね。アンタみたいにでかいのがうろついていたらまずビビるわな。」 きっとこいつは自分が普通じゃないことは自覚していても、どれだけ大層なポケモンなのか自覚が無いんだろうな。 知っていたとしても『少し珍しいポケモン』ぐらいにしか思ってないんだろう。 「では何故お前は私に話しかけた?」 「だから逆に気になったんだ。それにポリゴンを喰う奴なんて滅多にいないしな。」 こいつの足元には両前足で押さえつけられたポリゴンがいる。背中が大きく食い破られている。 こいつは「食うか?」なんて聞いてきたから思いっきり遠慮した。…いや、普通に考えて食わないだろ。 そんな事は気にせずこいつはバキボリバリ、と音を響かせて喰っている。 「ほれにひへも、このポりごンはおもひろいな。ほうぞうはわたひとちかいのだが、ひがみがなふ…」 …食うか喋るかどっちかにしろよ。普段は野生のポケモン同士が喰ったり喰われたりする場面に遭遇しても 関心は無いんだが、流石にポリゴンも可哀想になってきた。…野生でも無いし、な。 「どうでもいいが、全部喰わない方がいいと思うぞ。こいつらちょっと齧られたくらいなら自力で修復するから。」 「…おお!なんとそうだったのか。そうとは知らず今まで完食してしていた。それはすまなかったな。」 俺がそう言うと、こいつは目を丸くし、ポカーンと大口開けて驚いた。なんつーか、アホ面だ。 こいつひょっとしてライコウじゃなくて、新種の大型のピカチュウなんじゃないのか? こいつが(自分で喰った)ポリゴンに謝り、足をどかすとポリゴンはどこかに飛んでいった。 ピリピリとノイズの混じったような鳴き声で何かを訴えている。 「…怒られた。まあ当然と言えば当然だな。」 「今のがわかったのか?そりゃ胴体半分も喰われてりゃ怒るだろうけど…。本当に変わった奴だなアンタ。」 「私の様な異様なポケモンと会話をするお前も相当変わり者だ。度胸があるな。喰われるは思わないのか?」 …喰われるのはゴメンだな。理由と言ってもな。変なポケモンがいるって言うから気になったからで 見に行ったら本当に変なライコウがいて、つまりは… 「ただの気まぐれだな。それに俺も人間に恐れられてるから似たようなもんだ。」 「知ってるか?俺達スリープは夢が好物なんだ。特に楽しい夢。 だから楽しい夢を見る人間の子供を狙う。催眠術をかけ、眠らせたところをパクリとね。」 ま、本当はよっぽど腹減ってる時ぐらいしか眠らせたりしないが。 スリープが人間を無理やり眠らせて夢を喰う、とは言われているようだが、とんだ言いがかりだ。 「おかげでトレーナーじゃない人間は怖がって近付きゃあしない。だがこれでいいんだ。 人間にとっちゃ野生のポケモンなんてのは危ないくらいが丁度いい。」 「ほう。人間に恐れられながらも逆にそれで人間との距離を保っている訳か。中々面白い奴だな。」 「そんな小難しい事は考えちゃいないさ。それに『トレーナーじゃない人間は』って言ったろ? ポケモントレーナーならスリープを怖がる奴なんてまずいない。強いトレーナーはいちいち相手にしないし 弱いトレーナーは俺達の事をすぐ催眠術かけるウザいポケモンとしか思ってないさ。それも別に構わない。」 そう、そんなのは別にどうだっていい。俺達が嫌われようがウザがられようがどう思われようと。 どうしても許せない事は一つだけ。 「でもな、最近のトレーナーはダメだ。汚れちまってる。」 「汚れた?どういう意味だ?」 「さっきのポリゴン、あいつらは元々ここいらには生息していない連中だ。」 「…?そもそも野生のポリゴンは存在しないとは思うが。」 ならなんで喰ってたんだよ。とは思ったがあえて口には出さず俺は話を続ける。 「まあ、とにかくこの辺一帯には生息してないはずの連中が最近増えてきてんだよ。」 見てみろよ。あんな小さいイーブイが何かに怯えて身を寄せ合い固まっているんだ。 そっちではタツベイとフカマルが睨みあって、ムックルはキノココを突きながら追いかけ回してる。 深い茂みの中ではゴースが目を光らせている。傷つき力尽きた獲物を狙っているんだ。その命を奪うためにな。 そしてポリゴンが空を飛ぶ…これはあんまり害が無いが。こんな異様な光景が他にあるか? 「と、言ってもアンタは最近ここに来たから知らないのも無理ないか。」 話した後で俺はそれに気付いた。余所者に、それも自称歪みのポケモンさんに話したところでわかる訳ないか。 「何故そうなったのだ。」 「この近くに『育て屋』っていう建物があってな。そこでタマゴを産ませるんだ。大量にな。 そして生まれた中で一番強い奴だけを選んで残りは捨てて行く。ポケモントレーナーってのは色々いるが 中でもそういう事をするのが年端のいかないガキなんだよ。よりにもよって、だ。」 本当にどうしてこうなっちまったのかね。前はもっといい『夢』見ている奴ばっかりだったのに。 「そんなガキが増えたおかげで、楽しい夢を見るような奴が少なくなった。 夢なんて喰いたくも喰えなくなっちまったのさ。別にそれしか喰えない訳じゃないけどさ。 他の物は何でも食べられる代わりに大好物だけ喰えないってのは結構辛いもんだ。 だけど何も夢が食えないから言ってる訳じゃない。ただ嘆かわしいだけだ。 「捨てられポケモンが増えたから俺の仲間はポケモンの子供の夢を食べようとした。けどそれもダメだな。 自分の状況や捨てられた理由もわからないチビガキ共が、悲しみやら寂しさ、怒りや恨みを抱えながら 必死こいて生きてるんだぞ?とてもじゃないが楽しい夢なんて見てる余裕があるわけないだろ。」 それでもここはマシな方らしい。元々住んでる奴らに凶暴なのは少なく、近くにでかい町も森もあるんだからな。 …渡り途中の鳥ポケモンに聞いた話じゃ北の方がもっと酷いらしい。毎日のように生まれたてのポケモンが死んでいく。 こんな馬鹿げた事が流行り出したのも北からなんだとさ。いずれ、ここもそうなっちまうのかね? 「…まあ、こんな話アンタにわかるかどうか知らないが。」 だがこいつは、意外にも真剣な顔つきで深く考え込むかのようにしている。 「大体わかった。人間というのも歪みな者だな。自然も摂理も全てを無視し、己が欲望のために 数多の生命を捨て石にする。結果、生命の枠を破壊し、あるいは私の様な歪みな存在を生み出すのか。」 …本当にいちいち小難しいな。言いたい事はなんとなくわかるが。 「…ならば、最後あの人間は、比較的まともな人間だったのだろうな。珍しく。」 「ん?」 「うむ。先程話したが私は最近解放された。最後に私を解放した人間の事だ。 あの施設で私を指定したのは本意では無かったらしい。よくわからんが、理由あっての事だったのだろう。 その人間より一つ前の私の持ち主…そいつは意図を読み取ってはいたが、あえて私を送りつけた。」 あー…、本当いちいちわかりづれぇ。こいつの言う施設はGTSって言う建物だろうな。 最後の主人は『ライコウ』が欲しかった訳じゃなかった。冗談か、ゴローンやユンゲラーみたいな奴でも預けてたか。 で、その前の主人はそれをわかっていながらこいつを送ったってことだろう、たぶん。 「悪意のある嫌がらせだな。それで?」 「当然ながら、その人間は大いに嘆き悲しんだ。預けていたのが余程大切なポケモンだったのだろうな。 自業自得とも言えなくは無いが。そしていつもの様に私は罵られ恨まれ蔑まれる…と思った。」 困ったような顔をしている。こいつでも困るような事なんてあるのだろうか。 しばらく沈黙が続いたがライコウは口を開いた。 「…泣かれたのだ。罵られるのは馴れているが、私の様な者の為に涙を流す者は初めてだった。」 「…はい?」 「その人間が言うには、『誰がこんなひどいこと!君だって何も悪くないのに』そう言っていた。 どうも…、あの人間は根本的な所で勘違いをしている。“カイゾウ”を“正常”な“異常”な者へ変容させる事だと思っているらしい。 私は無から生み出された完全に歪みな存在なのだ。存在自体が悪意なのだ。それくらいわかるだろうに…。」 …まあ、改造自体は普通のポケモンを改造する事もあるそうだから間違っちゃいないな。 「まとも、というよりそりゃ無知なだけだろうな。」 「私もそう思う。」 その後は別の人間が事情を聞いて、『改造ポケモンは危険だから逃がした方がいい』と言ったらしく こいつは逃がされて、そして今、ここにいるわけだそうだ。 「何はともあれ逃がされたんだから良かったんじゃないのか?」 「そのはずなのだが、何か不条理なのだ。私が原因であの人間は悲しんだ。 何とかしてやりたいが、存在自体が禁忌である私には何もする事ができない。 …そもそも、解放される事を望み、解放されはしたが、私には何も目的が無い。何も無かったのだ。」 …驚いた。今日二回目の驚きだ。 改造だわポリゴン喰うわで、どんなバケモンかと思ったら意外とまともな事を考えている。 「せいぜいあの人間に報いる為に、私を含めた全ての歪みなポケモンを喰い尽くそうと思ったのだが…。」 やっぱ前言撤回。なんちゅー突拍子も無く物騒な事を考えているんだこいつ。 …物騒ではあるが理解はできる。同じような想いをする人間を減らすために、なんだろうな。 「そう思っていたが、そうはいかなそうだな。歪みを生み出す要素は他にもあるのだからな。 人間自体が捻じれている。そもそも歪みな人間から生み出されたのが私なのだから当然だが。」 「…難しい問題だな。」 「先程も言ったが、ポリゴン達は私と似てはいるが全く違うのだ。彼らは“目的”を持って生み出された。 生まれるべくして生まれた存在は歪みでは無い。さて、私はどうすればいいと思う?」 いやさっき話したと言われても、喰いながら喋っていたからさっぱりわからんかったんだが。 何をすればいい?なんて聞かれたって俺が答えようもないだろう。…というか 「…結局アンタは俺達と何が違うんだ?」 電子がどうのこうの言ってるけど、要するにでかいポリゴンみたいなもんだよなこいつ? 「?大分違うと思うが。簡単に言えばまず精神構造から違う。」 「ちっとも簡単じゃないだろ。」 「言葉で説明するのは難しいのだ。例えばお前達は生きているな。私は違う。生きていないのだ。 静かに滅びを待つだけの存在。ただし前向きにな。」 「なんだそりゃ?」 「自身が歪みな存在であると理解しているから、最終的に消滅するのが最善だと思っている。 私自身がいつ滅ぶかわからぬ。もしかすると、まともな人間が私の様な存在を滅ぼしに来るやもしれない。 それを受け入れる。前向き、というのはその時が来るまでは好きにしているというだけだ。 私が後ろ向きな奴だったらすぐにでも消えていたのだろうが、残念ながら前向きだったのだ。まあ仕方が無い。」 「ネガティブなのかポジティブなのかわかんないなアンタ。」 つまり、いつ死ぬかわからないから好きにやってるって事か?なんだ、それってやっぱ『生きている』って事じゃないか? って、こいつに言ってもまた「それは違う」とかまた小難しい話をするんだろうな。 「じゃあ試しにアンタ、『生きて』みるか?」 「喰う事か?実は別に捕食しなくても活動に支障は無いのだ。模倣の様なものだな。」 「そうじゃねえよ。…確かにアンタは歪みで変な奴でまともじゃないのかもしれない。でもちょっと気にいった。」 「随分と妙な事を言うな。何故だ?私ほど異質で歪みなポケモンはそういないぞ。」 誰かのために、何かをしようとする。そう思える奴は嫌いじゃない。 俺達スリープは『夢』が好きなんだ。『夢』を見れる奴が好きなんだ。人間もポケモンも一緒だ。 俺の仲間達は人間に愛想を尽かしたから人間を襲わなくなった。捨てられたポケモン達も人間を恨んでいるだろう。 でも俺は、両方とも何とかしたいと思っている。どっちも大好きだからだ。 バカだよな。きっと俺が一番バカみたいな『夢』を見ているんだろうね。 「そうだな、ただの気まぐれさ。」 「生きる…か。具体的にどうすればいいのだろうな。まずコラッタでも喰うか?」 「だからアンタはまず喰う事から離れろ!」 作 4代目スレ 138-145
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「そう、これは偉大なるアフラ・マズダ様が与えた試練で……」 ルルーシュ・ランペルージ――本名ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは一応、通信端末から連絡を試みていた。 しかし、此処が既に本土から離れた孤島だと分かっていた以上、無理に期待などしていたわけでもなく、やはり通信が届かない旨のノイズがただ虚しく響くだけだった。 ルルーシュは溜息をつき、通信端末の電源を切る。 まさか致命的にもブリタニア軍との戦いの最中に自分が乗っていたKFが海ごと叩き落とされるとは予測できなかった。 もはや半分機体を引き千切られ金属の塊と化したKFは敵のレーダーには引っ掛からず、漂流した末にこの島の海岸に引っ掛かったという訳だ。 そして――今頃、自分の指示がない黒の騎士団は壊滅状態なのだろう。――クソ! 通信端末が海水で駄目になる前に持ってきていた制服に着替え、”ゼロ”としての衣を海に沈めておく。本当は燃やしておきたいのだけれど。 それからまず北側の海岸から時間をかけて少し南の山の頂上まで登った。大体の島の地形は把握は出来た為、取り敢えず何処にライフラインとなる場所が存在するのかも想像がついた。 状況としてはまずまず、ただ、これからの行動指針を決める必要もある。 「はい、はい、はい」 恐らく人が居ない、そして来ないであろうこの島、しばらくは自力で生き残るしかなさそうである。 食糧と寝床の確保、そして外部との連絡方法(あちらからの無情報での救援はまず無理だろう)。 今考えられること、それは全て重大な問題で、けれどもそれより何より問題なのは、それは―― 「あなたの導きに従い、私には何も恐れるものがありません」 ――イレブン(日本人)のセーラー服の女。恐らく修学旅行か何か(しかし、修学旅行なんてやってられるご時世だろうか)で、船から落ちたのだろうけど。 勝手についてきたこの女。しかし、しかし―― 「分かりました。はい、はい」 電波系、と言うのだろうか。 きれいに切り揃えた前髪を持つ彼女は確かにルルーシュの隣に立っていたのだけれど、誰も居ない澄み切った空に向けてひたすら声を掛けていた。 【一日目 / 夕方 / D-2 北の山頂上】 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:健康 精神的に疲労 [空腹度 / 最終食事時間・内容]: 空腹 / 0日目夕方6時に外食済み [装備]:学園指定の制服、銃 [道具]:通信端末 [情報]:島の地形、稲田瑞穂の存在 [思考]: 基本:自分の置かれた状況を確認。 1:食料と寝床の確保 2:外部との連絡 [備考]:C-1の海岸にルルーシュが乗っていたKF(破損。小型のガンダムみたいなもの)が放置されています。 C-1近くの海にゼロの服が沈んでいます。 池の近くにいる(と、この時間帯で思われる)こなた達に気付いていません。 【稲田瑞穂@バトル・ロワイアル】 [状態]:電波 [空腹度 / 最終食事時間・内容]: ちょっと空腹 / 0日目夜7時に食事 [装備]:海水が染み込んだセーラー服 [道具]:ガラス玉(しかし瑞穂が神秘の水晶だと信じているそれ) [情報]:ルルーシュの存在、光の神アフラ・マズダからの何かしらの情報(不明。あてにはならないかも)。 [思考]: 基本:光の神アフラ・マズダに従う。 1:??? [備考]:今回のことはアフラ・マズダが与えた試練だと思い込んでいます。
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「屋根裏部屋のあるお店 その2」 【作者名】だっくす 【コメント】SSPサイズの店舗用設計ですが、店内のスペースを出来るだけ広く確保できるよう設計しました。また煙突部分にちょっとした工夫がしてあり、一見すると「壁を通り抜け」できるようにも見えます。入り口部分の形状がとても気に入っており、以後の設計にも大いに影響を与えています。自分の中の原点とも言える設計です。 UOHE File ver 1.00=1208a==================================================== 8FAec25j9q0ABBxxnbzu3lI2GkY0iUEswGDEJGb8fTIggIqPCG9tQw7jonYEtzCfFSTqVsSRvYAT iCqV+MIked2NKE/gEQ4H/u5md2Z2ZmcYbCbOKqsrd5evNm6Aqyuqy9aY3ocvcDBUhvDRbSc8/0bp tLWzZE01CtNUgQ+voI9Zy2WuojFiuyW5haOUoTJjVhOLzBRy+xjF6saNHEJ7DnHrkFLQ7pje26bH wtbe+gMXLk4FLkOlOUgJTxDjSWViSZ5COELShIjCJrK6/Ek/AT2k8z6V+aKseWdzfwS7Ck25NuI9 ZeuXtNVy9nthjQCSv4F/7d3jqfVMbcjnyFnHPA1Ds1ZEIXCMXCeFD4flKcRcNXyV8oVoeK1NT0YY vUIa5JOB3IwtE6Qu4eSHx0SEor6Oh2NNu7vczBck4UMNhp04jzCU4M5AEoo0VFIN5xt2n25JZM43 SGLAzSItihY3SEq/wTldzBck4YanJg/4/27Tc/3gGuf/Dwd9XnY= ============================================================================ ※犬小屋妄想記より転載 [← UOHEデータ集-洋風 へ戻る]
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ハオリコン 分類:ヤギハシャポケモン No.3-048 タイプ:みず/かくとう 特性:げきりゅう(HPが残り1/3以下になると、みずタイプの技の威力が1.5倍になる) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 ハオリコン 95 110 101 98 84 88 カクコー 70 85 70 70 60 65 進化前2 カプリ 55 65 55 55 45 45 進化前 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) でんき/くさ/ひこう/エスパー いまひとつ(1/2) ほのお/みず/こおり/むし/いわ/あく/はがね いまひとつ(1/4) --- こうかなし --- 技 たいあたり、なきごえ、みずあそび、みずでっぽう、スピードスター、アクアジェット、リベンジ ばくれつパンチ等 その他 山羊座モチーフ。進化すると二本足で立つ 名前 コメント
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エプロンドレス(全身服)、メイド服(全身服)、フレンチメイド服(全身服)を着ていると調教時の奉仕快楽経験が増加。 「ボンテージスーツ」「荒縄」「拘束具」を付けてると取得苦痛快楽経験が増す。重ね着で効果上昇。ただし荒縄着用には恭順3必要、「拘束具」は下着扱いのため調教に不向き。 「ボンテージスーツ」には取得嗜虐快楽経験を増す効果もある。SMプレイ御用達は伊達じゃない。 奴隷に「ボンテージスーツ」を・調教者が「ボンテージスーツ」「荒縄」を付けて調教を進めれば嗜虐快楽経験を大量に与えることができる。 「専有奴隷の首輪」は装着しているキャラのNTRイベントを防止する。 「背徳の指輪」は装着しているキャラのNTRイベントを促進する。 「割五鈷杵彫りの指輪」は調教中に相手に浴びせたMAGを経験値に換えられるようになる。 「月下香の髪飾り」は探索中オナニーで輪姦される確率が上がる。
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* 「人間じゃ、ない……?」 フェイトの発した台詞にジョーカーの体を強ばらせるカズマ。フェイトは彼を抱き締めたまま、その顔は見えない。 彼女がどんな表情で自らを“人間ではない”と言うのか、それをカズマは知ることが出来ない。 「フェイトちゃんは人間だよ!」 「なのは、私はそういう意味で言ったんじゃないの。うん、母さんやなのはのお陰で私は生まれが特殊でも生きてこれた。今でも感謝してるよ」 「生まれが……じゃあ、フェイトはどうやって――」 「――今から話すよ。カズマには、聞いてほしいから」 腕をほどいたフェイトが、カズマに向けて小さく微笑みかけた。 それが、彼女の話の始まりだった。 リリカル×ライダー 第十二話『来訪者』 「プロジェクトFATE――――それがフェイトの出生の秘密なのか」 「……うん」 彼女が話した一つの計画。 時空管理局には組織を束ねる中枢機関、最高評議会と呼ばれる存在があったらしい。 彼らは管理局が質量兵器、つまり銃などの兵器を禁止しているため常に戦力不足であり、そのため次元世界の治安を守り切れない状況だった。そんな現状を打破するために、彼らはある計画を始動させた。 ――プロジェクトFATE 後にプロジェクトF、又は人造魔導師計画とも呼称されることになるこの計画とは、人為的に魔導師を生み出そうとする計画だった。 何故魔導師を生み出す計画になったのかというと、魔導師になれる人間は全体の三割程度で、更に才能ある魔導師となるとその中の数パーセントしかいないからだそうだ。なのはやはやては地球という本来魔導師の生まれない星で誕生した変わり種らしい。 また魔導師の魔導師たる所以である魔力精製器官『リンカーコア』を人為的に再現できないのも理由らしい。周辺の霧散魔力を集積、倍加させる魔力炉や一時的に魔力を充填して魔法の発動を強化、促進するカートリッジなどがあるものの、魔力そのものを生み出すことは出来ないそうだ。 話を戻すが、この計画を遂行する人材を確保するために最高評議会は古代の遺伝子操作技術を用いてある天才を作り出した。 ――ジェイル・スカリエッティ。 彼は遺伝子レベルでこの計画を遂行しようとする意思が刻み込まれており、その最高レベルの知能を発揮して計画を進めた。 彼が取った手段はクローン技術。魔導師をクローニングし、記憶を転写することで魔導師そのものを複製するというものだった。 元々、最高評議会は遺伝子操作技術で計画を進める予定だったため、スカリエッティもその方面に長けた人物になるよう調整されていたのだ。 「今は最高評議会もメンバーが変わったし、計画自体も戦闘機人計画に変わって廃れてしまったんだけどね」 フェイトが疲れたように息を吐く。所々なのはも助力しながら説明された話は、俺には理解し難いややこしい内容だった。 しかし重要なのはこれからだ。 「その計画とフェイトがどう関係するんだよ?」 フェイトが視線を下げる。そこでなのはがフォローするように口を開いた。 「計画自体はさっきも言うように破棄されたの。けれど、ある人がその計画を引き継いだ結果、計画は別の形で続行されることになった。その人が――」 「――私の、母さん」 引き継ぐように、フェイトが重い口を開いた。 「母さんは娘をなくしていて、我が子を生き返らせるために計画を引き継いだの。けれど、結局生み出されたのは失敗作だけだった」 「失敗作、って……」 俺の顔から血の気が引くのを感じる。いつの間にか、俺の体はジョーカーから人間の姿に戻っていた。 「私、だよ。その娘と同じ外見、記憶を持ちながら全くの別人になってしまった失敗作。試験管から生み出された人の形をした異形【ホムンクルス】」 「そういうことか……」 プロジェクト名をそのまま付けられたのは、おそらく失敗作としての烙印だろう。娘の名を授ける気も起きなかったのか。 「……くそっ!」 彼女には本当の親がいない。俺は死んだとはいえ覚えているが、彼女には覚える親の顔さえないのだ。 「でも平気だよ。今は私を大切にしてくれる母さんや親友がいるから。それに私は自分を生んでくれた母さんも好きだから」 そう言って笑うフェイト。 彼女は乗り越えたのだろう。他人には想像も出来ないほどの地獄を、親友や多くの人に助けられながら。 「だから今度は、カズマは私が助ける」 最初はなのはを傷付けた俺に敵意を剥き出しにしていた彼女が、次第に見舞いにも来るようになり、今はこんな俺の手を握って温かい言葉をかけてくれる。 だからこそ、気付いてしまった。 「――ありがとう。けど、俺はここには居れない」 「どうして!?」 フェイトの顔から目を反らして手を見る。俺は誰かに守られる存在でもなければ、ましてや人と共に存在できる体でもない。そう、この手は―― 「――全ての人々を、守るためにあるんだ」 そのためには、何かを求めてはならない。これは無償の戦いだ。例えそれが、目に見えないものだとしても。何か大切なものを作ってしまったら、俺の戦いも終わってしまうから。 そう、こんな所で立ち止まってはおれない。 ――――ドクン。 人々を、守らなければ。 ・・・ カズマがアンデッドを封印するために六課を出た次の日、はやてはまたもや頭を抱えたくなるような事態に直面していた。 「フォォォォォウ!」 意味不明な叫び声を上げる男。先程フェイトちゃんのスポーツカーと違って趣味の良いデザインの車が六課に突っ込んできたのだが、それに乗っていたのがこの男だった。 「いやぁ、入局申請? みたいなのをするために来たつもりが事故の処理をやる羽目になるとはねぇ」 椅子にふんぞり返りながらそんなことを言う男。 アンタが原因だろ、とは言わない。はやては大人なのだ。 「取り敢えず管理局保安部には連絡しておきました。それで、どういった御用件でしょうか」 極めて事務的に、かつ口調を固めに言うはやて。彼女としては、さっさと要件を済ませて出ていってもらいたいのだろう。 だがこの男、アロハシャツに丸いサングラスといった奇抜な外見や奇妙な言動からも分かる通り、一筋縄ではいかない。 「へぇ、キミが部隊長? やっぱり美しいモノは皆好きだよねぇ。けど怖い顔してると美貌も台無し、やっぱ誘うなら笑顔でなきゃ」 「……真面目に答えて下さい」 というより、話が通じなかった。 「いやぁ、管理局に入りにきたのよ。就職、ってヤツ?」 はやては目の前の男を鋭く睨み付ける。冗談にしか聞こえない口調で言っていい内容ではない。少なくとも、はやての前では。 だが彼女は大人だ。どれだけ内心怒り狂っていようとも、公の場では笑顔すら装う。 「管理局は非常に大きな組織です。入局されるのでしたら地上本部で身体検査、心理テスト、学力テストを受けて最適な部署を紹介してもらってください。ここでは募集は行っておりません」 ポーカーフェイスのまま、事務的な内容を告げるはやて。彼女は本人すら気付かぬ内に身構えながら、簡単な地図を描いた紙を差し出す。 「ではお引き取り――」 「――仮面ライダー、ここにいるんだよなぁ?」 その台詞に、はやてのポーカーフェイスは砕け散った。 彼女の頭に浮かぶのは前回の戦い。彼女の愛しい守護騎士が傷付いた、あの戦闘。 『俺は、仮面ライダーだ!』 カズマが放った、あの言葉。 「実は知り合いなんだよねぇ、ちょっと顔を見たくてさぁ」 「カズマ君のことを知っとるん!?」 はやての手は自然と、男の襟首に向かっていた。 「ちょっと過剰じゃない? スキンシップがさぁ」 「何を知っとるんや!? カズマ君はいったい何者なんや!」 魔導師では歯が立たなかった怪人を倒したカズマを思い出すはやて。彼女は彼が普通じゃないことに薄々感付いていた。記憶が戻りつつあることも。 だが彼女はそれを聞くことはできない。聞けばカズマはもうここに居れなくなってしまうから。 彼女は、部隊長なのだから。 「教えてや! 私は、私は知りたいんや!」 「ふぅん? 仮面ライダーって、こっちでも人気なんだ?」 そんな彼女を見ながら笑みを深める男。いつしかその笑みが危険なものになっていることに、はやては気付かない。 「じゃあさ、こうしようか」 「……なんや?」 「ライダーが来るまでに俺を倒せたら、とか」 その瞬間、彼女の体が三メートル先の壁まで吹っ飛んだ。 「ッ! かはっ、けほっ」 「今日は助けてくれる奴、いないんだろ? 二人でお楽しみってわけだ。フォォォォォウ!」 いつの間にか、男の外見は変化していた。 凶悪な面に羊を思わせる双角。左右非対称な体、白い右側の体は肩から真っ直ぐ歪角を伸ばし、白い羊毛で覆われている。 その名はカプリコーンアンデッド。 彼が上級アンデッドと呼ばれる存在であることを、はやては知る由もない。 「まさか、怪人やったなんて……」 吹き飛ばされた直後にデバイスがオートで起動したため、彼女の体は白黒のバリアジャケットに保護されていた。それでも装甲板を埋め込んだ壁をへこませるほど衝撃は、彼女を苦しめた。 「怪人? 違うな、俺達はそんな名前じゃない」 心底愉快気に笑うカプリコーンアンデッドは太く逞しい右腕を振り上げ、掌を拳の形に変えていく。 「俺達はアンデッドって言うんだぜ? フォォォォォウ!」 その右腕を、勢いよく振り下ろした。 「――ッ!」 はやても十字架を模した杖型デバイス、シュベルトクロイツを構えながらプロテクションを発動させて受け止めるが、その凄まじいパワーにじりじりと圧されていく。 「フォォォォォウ!」 さらに左腕も駆使しての連撃を放つカプリコーンアンデッド。その怪力によって打ち出される拳撃は単純なパンチにも関わらず凶器と呼べるレベルである。 特にはやては六課でも屈指の魔力量を生かした大規模魔力爆撃が得意な後方支援型だ。なのはのように砲撃がメインながらあらゆるレンジを対処出来るタイプとは異なる。 そのため近接戦では無類の強さを誇るアンデッドとは余りにも相性が悪すぎた。 (せやかて、こんな所で私は負けられないんや!) 少しずつ後退しながらもはやては新たな魔法の術式を起動させ、足元に正三角形を元にした魔法陣を展開させる。 「刃を以て、血に染めよ。穿て、ブラッディダガー!」 詠唱によって術式を発動させる。 その瞬間、カプリコーンアンデッドを囲むように12の血に染まったような紅い短剣が出現する。 「行け――!」 それらが一気に中心点を屠るべく迫る。 「グォォォォオ!?」 カプリコーンアンデッドの全身にブラッディダガーが突き刺さり、さらに爆発を以て傷口を抉る。 それに対しカプリコーンアンデッドは今までの喋り方からは想像も出来ないような獣じみた呻き声を上げる。 「今の内に……」 はやてが素早く部屋の隅に備え付けられた警報装置を作動させようとする。だが―― 「なんで!? なんで作動せんのや!」 「テメェ、痛ぇじゃねぇかよ! 可愛い顔して舐めた真似してくれちゃってよぉ!」 作動しないスイッチを叩くはやてを後ろから襟首を掴んで強引に持ち上げるカプリコーンアンデッド。 その右腕を、ぎりぎりと握り込む。 「やっぱり女って汚いよなぁ。前も女に騙されて殺られたが、今度はそうはいかねぇ!」 カプリコーンアンデッドは舐めるようにはやての顔を眺め、そして彼女の腹に向けて拳を打ち込む――! 「フリジットダガー!」 その瞬間、カプリコーンアンデッドに氷で作られたような蒼く透き通ったナイフが幾重も刺さった。 「グォォォォオォォォ!?」 その傷口は瞬く間に凍り付いていき、カプリコーンアンデッドの動作を阻害する。 はやてはそれを見て弛んだ手から脱出する。 「リィン! 気付いてくれたんか!」 「もちろんです~! はやてちゃんを守るのがわたしの務めですから!」 リィンが場にそぐわない明るい笑みを浮かべる。妖精のような外見だから余計に場違いだ。 しかし、そんな笑顔も一瞬で暗いものに変わった。 「ただどこからか分かりませんけど、六課のコンピュータがハッキングをかけられて各設備が使用できなくなってます。ロングアーチスタッフはその処理に追われててんてこ舞いですよ~」 (それが原因やったんか……) いったい誰が、と思考を続けようとするはやて。 しかし彼女がそんな思考に埋没できる時間はない。 「舐めてくれちゃってよぉ。いい加減ブッ殺さないと気がすまねぇなぁ!」 「リィン、ユニゾンや!」 「はいです!」 立ち上がったカプリコーンアンデッドに対抗すべくユニゾンデバイスたるリィンが本領を発揮する。 光り輝き出したリィンがはやてに溶けるように消えていくと同時にはやてを光が包み、髪の色や黒が基調のバリアジャケットを白く染め上げていく。 カプリコーンアンデッドとはやての戦いが、始まった。 ・・・ 「はぁ、はぁ、はぁ――――」 目の前で斬り伏せたジャガーアンデッドの腹部にあるバックルが二つに割れる。その割れ目にはスペードの刻印と9という数字が刻まれている。 俺はアンデッドに向けてカードを放ち、封印する。鮮やかな躍動感のある豹の絵が描かれたカードを確認しながら俺は後ろを向いた。 (おかしい。あの感じは上級アンデッドだったはずなのに……) 今回のアンデッドの反応は妙だった。現れては消えを繰り返すもので、探すのにかなりの時間を費やしてしまった。 しかし今封印したアンデッドの反応だったとは思えない。あれは上級アンデッドのものだった気がするのだ。 (おかしい……) 嫌な予感がする。何か忘れているような、大切なものを放っておいてしまっているような――。 そんな俺の視界に、何かが滑り込んだ。 「また会ったな、剣崎」 「た、橘さん!?」 現れたのは橘さんだった。しかも今回はバイクに跨がって。 そのバイクは―― 「ああ、お前のだ。あの伯爵に頼まれたのでな。今は従うしかないので届けに来た。感謝しろ」 不快そうに眉を潜めながらそう話す橘さん。だが今回ばかりは全く気にならなかった。 ――ブルースペイダー。 あらゆる不整地を走行出来るように計算された高い車体。蒼いカウルで保護された車体。そして最大の特徴たるスペード型の青いスクリーン。 かつての愛車であり、たった一人で戦っていた頃も共にいてくれた相棒。 「……なんで、橘さんが?」 「俺は届けに来ただけだ。次に会うときは殺し合う仲、お前と話すことなんてない」 本当に鬱陶しいんだと言わんばかりにヘルメット(それも俺が使っていたものだ)を脱いでハンドルに引っ掛け、バイクを降りる。 「さっさと行け、お前がベストのコンディションで戦えないと俺も気分が悪い」 「どこに行けと言うんですか?」 「知るか。自分で考えろ」 記憶と随分違う橘さんの言動に戸惑いつつ、話の内容を咀嚼する。 (まさか、六課が……!) 辿り着いた結論は、嫌なものだった。頭の悪い俺の結論にも関わらず、外れている気がしない。 「すいません、行かせてもらいます!」 俺がブルースペイダーに跨る。セルでエンジンを起動させ、クラッチを握りながらギアを一速に切り替える。 橘さんは何も言わずに何処かへと去っていった。 その背中を見届けた後にアクセルを少しずつ捻りながらクラッチをゆっくりと開き、緩やかに、だが徐々に加速させながら走り出した。 ・・・ 「はぁ、はぁ、はぁ……」 はやてが苦し気に息を吐きながらシュベルトクロイツを構え直す。 対照的にカプリコーンアンデッドは腕を軽く振りながら軽い足取りではやてに迫ってきていた。 はやてがリィンとユニゾンしてから、すでに15分が経過していた。 「健気だねぇ、まだ抵抗を止めないとは」 じりじりとあちこちが凹んだ壁へと追い詰められるはやて。バリアジャケットが傷付いて露出した、赤みがかった白い肌を舐めるように見回すカプリコーンアンデッド。 先に動いたのは、はやてだった。 『「フリジットダガー!」』 はやてとユニゾンしているリィンの声が重なるように発されるのと同時に、部屋の各所から水晶のように透き通った冷気を帯びるナイフが幾つも出現する。 それらは目にも止まらない速度でカプリコーンアンデッドに飛来する。だが―― 「ハァァアァ!」 カプリコーンアンデッドが吐き出した青いエネルギー体が、それらを弾き飛ばした。 「くっ……!」 はやてはエネルギー体の突撃をプロテクションで防ぐが、吹き飛ばされて壁に激突してしまう。 「フォォォォォウ!」 カプリコーンアンデッドが止めを刺すべく右手を振り上げる。 その時だった。 「りゃあああぁぁぁ!」 強化ガラスを突き破って、カズマがブルースペイダーに乗ったままカプリコーンアンデッドに突撃した。 「――ッ!?」 ウィリーによって持ち上げられた前輪にかかった力学的エネルギーはカプリコーンアンデッドを容易く吹き飛ばすに足るものだった。 「大丈夫か、はやて!?」 「カズマ君……」 『カズマさん来てくれたんですねっ! リィンはちゃんと信じていましたよ!』 カズマがブルースペイダーから降りつつはやてとリィンの元に行こうとする。 しかし一足早かった者がいた。 「あぐっ!」 その影は太い腕をはやての首に回し、そのまま縛り上げる。 「ベルトを下に置け! さもないとこの女が死ぬぞ?」 影の主、カプリコーンアンデッドは愉しげな声でそう言った。 その台詞、光景に何故かカズマは既視感を覚える。この吐き気のするような光景に。 「卑怯な!」 「五月蝿い! お前のせいで俺はこんな目に遭ってるんだからお前も痛い目を見ろ!」 「何のことだ!?」 「覚えてないとでも言うか!? なら今すぐ思い出させてやる!」 怒り狂ったカプリコーンアンデッドははやての首を絞める腕に力を込めていく。その太い腕と対照的に細いはやての白い首が嫌な音を上げ出す。 「あっ、あ、ああ……」 「はやて!」 「さっさとベルトを置け!」 カズマがカプリコーンアンデッドを睨み付けるが、意にも解さず笑みを浮かべながら首を絞めていく。 だが、この時三人は後一人の存在を忘れていた。そう、はやての中にいるもう一人の存在を。 『フリジットダガー!』 突然はやての内側から舌っ足らずな叫びが上がる。 「な……!?」 その瞬間、カプリコーンアンデッドの真上に出現した氷の刃が彼の脳天を貫いた。 「今だ!」 カズマがそこでショルダーチャージをかけて吹き飛ばす。その腕の中には、救出されたはやてがいた。 「か、カズマく――」 「はやて、離れてくれ。俺はあいつを倒す!」 「……」 はやては一瞬不満そうな表情を浮かべるが、状況が状況故に素早く身を離す。 カズマは醒剣ブレイラウザーのカードホルダーを展開し、二枚のカードを抜き出す。 『KICK,THUNDER』 スラッシュされた二枚のカードから引き出される力は混ざり合い、コンボという名の必殺技へと昇華される。 『――LIGHTNING BLAST』 カプリコーンアンデッドが、ゆらりと立ち上がった。 その動作と同時にカズマはブレイラウザーを地面に突き刺し、彼の元に走る。 カプリコーンアンデッドはそれを見ながら慌てて腕をクロスさせて防御態勢を取る。 カズマはジャンプによって得られた位置エネルギーと、カードによって得られた雷撃の力を、強化された右足に込める。 「うぉあああぁぁぁぁ!」 それを、容赦無くカプリコーンアンデッドに叩き付けた。 「ウォォォォオッ!?」 その力によって、彼は壁をひしゃげさせるほどの勢いで吹き飛ばされる。 カシャンという軽い金属音。 カズマは静かに、『Spade Q』を封印した。 ・・・ 戦いが終わって、ようやく私は応接室を見回す余裕が生まれていた。あまりの酷い惨状に泣きたくなるだけだが。 何だかんだで私も頑張ったと思う。数少ない近接魔法を駆使し、苦手なんてもんじゃないクロスレンジをどうにか戦い抜くことが出来たわけだし。 それはそうと、今は聞きたいことが山ほどあった。カズマ君に。 「――なぁ、カズマ君」 「はやて、大丈夫か? 全身傷だらけだし……。くそっ、俺の帰りが遅れたばっかりに――!」 けれど、こんなに他人のために一生懸命なカズマ君を見ていると、何だかどうでも良くなってきた。まるで往年のなのはちゃんみたいな……って、それは本人に失礼か。 「私は大丈夫や。今リィンが回復魔法をフル稼働中やし。それよりロングアーチに連絡を取ってくれんか? そこの受話器が使えればええけど、無理なら直接行ってくれん?」 「ああ、わかった」 そう、私は大丈夫。私は部隊長、こんなところで倒れるようじゃ『奇跡の部隊』を率いることなんて出来ない。 しかし今回のハッキングを行った者が誰か、それが問題だ。ロングアーチにハッキングするほどの実力者で、怪人に協力できる者。心当たりは、二人いた。 これは捜索を急いだ方が良いかもしれない。 そう思考していた私の元に、唐突に“轟”というエンジン音が耳に入る。 顔を上げた先には、今日二人目の来訪者がいた。 「剣崎、ようやくお前と戦う時が来たようだな」 その来訪者は―― 「――紅い、『仮面ライダー』?」 真紅の配色ながら、カズマ君の変身した姿とそっくりなバリアジャケットを纏っていた。 細部は確かに違う。頭はカズマ君のが一本角なら二本角になっているし、肩のアーマーなども形状が違う。 そして似ているのはカズマ君のバリアジャケットとだ。何故なら、不自然なまでに腹部や肩が何かを塗り潰すように装甲が貼られているからだ。 「橘、さん……」 「剣崎、後でお前に通信を送る。そこに一人で来い。誰か一人でも連れて来ればあの悲劇がここで起きることになる」 「あの悲劇――?」 「お前がかつて己の体をかけて止めた悲劇だ」 そのセリフで、カズマ君の表情が変わった。 「いいな?」 「待ってください、橘さん!」 だが橘さんと呼ばれた紅い『仮面ライダー』はそれに答えることなくバイクを走らせてこの場を去ってしまった。 結局私は、何一つ理解出来ないまま。なのに状況だけが次々と進んでいた。 ・・・ カズマが受けた決闘状。相手はかつての師、戦うのは異国の地、奮うのは人とは異なる体。 人の皮を被る怪物と試験管から生まれた異形がぶつかり合った時、伯爵のストーリーは進む。 次回『決闘』 Revive Brave Heart 目次へ 次へ
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依頼日【2015.8.2】 参加メンバー:烏月揚羽、向坂維胡流、桐石登也、甚目寺禅次郎、入生田宵丞 依頼内容:神嶽山(みたけやま)の5~8合目の森の中に生息する、コブコブラという毒蛇の捕獲。 終了までの過程: 早朝5時に蒼ギルドのロビーに集合。受付女性から地図と依頼の詳細書類を確認。 依頼主の「レストラン雅」の木田さんから、依頼内容と毒蛇であるコブコブラ捕獲についての詳細や注意事項を 確認。ブレス持ちがいなかったので、受付女性から解毒剤を受け取り(料金は報酬から差し引き…)出発。 捕獲用のケージは烏月さんと桐石が運ぶことに。 山の麓まで車で移動した後、1合目の山小屋前に移動。 送ってくれた受付女性と別れ、山小屋のお婆さんへと挨拶をした後に2合目へ移動。 2合目には赤い瓦屋根の小さな神社が建っており、掃除をしている神主らしきお爺さんを見かける。 どうやらここではコブコブラは神の御使いとして大事に祀られているらしく、「捕まえたりしたら」と聞いただ けで激昂。 後に聞いた話によると、山のふもとの村で流行病が起こった時、巨大な白蛇が現れ毒を吸い上げて助けてくれた んだそうな。白蛇は毒を宿し毒々しい姿へと変えて山に帰ったらしいけれど、その後は流行病も止まり大きな厄 災はなかったとか。…コブコブラが神の御使いと祀られるのも頷ける。 3合目からは獣道のようになっており、4合目からは更に森深く険しい。 道中木々の棘で多少の怪我はあるったものの5合目に到着。 更に森深く草木が覆い茂っていたが、こちらは棘のある植物はない模様。 5合目からコブコブラが出るとのことで、毒蛇の出現率の高さを狙って7合目で探索。 人間と変わらないほどの大きさのコブコブラを発見し、奇襲を仕掛けようとするも失敗。ただ逃げられることは なく戦闘開始したので、これはこれで好都合だったかもしれない。サーチ持ちがいなかったので来る前に聞いて いた体力と毒蛇の大きさを見遣って予想しながら(一番大きなもので俺の10人分の体力だそう)様子を見つつ皆 で攻撃。コブコブラはこぶに毒が入っているらしく、刺激して凹むと毒素が回るらしいが、特にこぶを攻撃して しまうこともなく、また烏月さんが弱点である腹部に2連続で攻撃してくれたことで、うまく毒蛇を弱らせて捕 獲することが出来た。 帰り道は毒蛇の入ったケージを自分が持ち、皆に先導してもらったり、行きの神社であった神主さんに気取られ ないよう意識を逸らしてもらったりと一気に下山。朝送ってくれた受付女性に連絡して迎えに来てもらい、無事 にリニアを乗り継いで粥満のレストラン「雅」へと到着。 結果: 捕獲したコブコブラを依頼主へと渡せば、予想より大きかったらしく満足してもらえた様子だった。報 酬も上乗せしてくれるとのこと。 上機嫌な様子と次の注文が入ればまたとの声に、今回の依頼は良い結果だったと思っていいだろう。 補記:蒼ギルドより解毒剤を借出、未使用にて返却(確認済) 記入:甚目寺 禅次郎 受付補記:泉谷大地